当研究所は何故「石黒社会システム研究所」なのでしょうか。
私が人間社会の成り立ちや社会の仕組みに興味があり、長年社会の動きを観察してきた行為を表すのに相応しい言葉を探していて思い付いたものです。
世の中に社会システム論(社会の動きをシステムになぞらえて解釈する理論)というものがあり私の興味の対象が社会の動きなのである意味社会システム論に即しているのではないかと考えました。
当研究所は実際にはコンピュータシステム構築のちょっとしたお手伝いをするだけですので、社会全体をシステム的に解釈をするといった大それたことを考えている訳ではありません。ちょっとした遊び心です。
例えばレストランに行ったとき良い店だとか悪い店だとかは何で判断しているのでしょうか。私の場合は、フロアマネージャーがちゃんと客の様子を見ているかとか、担当のウェイター、ウェイトレスがタイミングよく料理を運んでくるかとかを観察して判断することが多いと思います。これを社会システム論的に捉えるとレストランが一つのシステムで、そのサブシステムがフロアマネージャーであり、ウェイター、ウェイトレスです。良い店はシステムとして効率よく働いています。悪い店は個々のサブシステムがバラバラで動きがうまく連動しないので客がいらいらするケースが多々あります。
システム論で捉えると個々の店の違いが同じ尺度で見えてくるので考え方として気に入っています。
コンピュータシステムでも同じように考えると分かり易いのではないかと考えています。会社というシステムは営業、設計、製造、財務などの業務システムで構成され業務システムの一部を支援するコンピュータシステムがあると考えれば全体として一貫した考え方ができるのでコンピュータシステムの位置付けがはっきりすると思っています。
当研究所の名前は大袈裟ですが社会システムの小さな一部のコンピュータシステムを扱うことで社会システムに貢献したいという思いで付けた名前が「石黒社会システム研究所」です。
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